メジャー第1弾アルバム「ごめんね、私。」好評発売中!

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なぜ南波志帆に楽曲提供したのでしょうか?

最初に会ったのが2008年の正月。
当時は今以上にあどけない子供だったけど、凛とした佇まいが印象的でした。
それから2年半たちましたが、常に変わらないようで常に変わっていく彼女の、そのときどきの「今」を掴もうとしながら制作に取り組んでいます。

プロデューサー矢野博康(ex.Cymbals)

約二年前、矢野博康氏に見せられた一枚の写真。凛とした瞳の印象と、福岡在住の中学生(当時)であるという限られた情報に、毎日、昼からのんだくれていた僕の背筋が、少し伸びました。

奥田健介(NONA REEVES)

志帆ちゃんは、私の作ったきまぐれな曲でも、いつもとってもステキに歌ってくれます。そのしゅわしゅわかわいい声がのれば、曲がキラキラ輝き出してくれるのでとっても嬉しいです。これからも志帆ちゃんの歌で皆のハートをきゅーんとさせてねっ!

コトリンゴ

清潔感のある声が素晴らしいです。懐かしさを感じさせる一方で今時の女の子らしさも伺えます。そんでもって、けっこう度胸もありますな!

堀込高樹(キリンジ)

声を聴いたとき、窓際の席に居た「あの子」だと思いました。
優等生でいつも静かに本を読んでるんだけど、
まわりが騒いでも嫌な顔をしたことがない。
それまで、声なんか数回聴いただけ。
でもあるとき、その女の子の鼻唄がかすかに聴こえてしまう。
音楽とか好きなのか。
え?いまなんて呟いた?
あの時に捉えきれなかったその鼻唄を、ボクは作り始めたのです。

宮川弾

「ごめんね、私。」ジャケット

南波志帆「ごめんね、私。」
2010.6.23 Release / PCCA-03238 / ¥2,415(tax in)

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南波志帆インタビュー

2008年11月、ファースト・ミニアルバム『はじめまして、私。』。2009年9月、セカンド・ミニアルバム『君に届くかな、私。』——デビューから1年半、良識あるポップ・リスナーをじわじわと巻き込んできた南波志帆が、いよいよメジャー・デビュー作となるアルバム『ごめんね、私。』をリリースする。過去2作同様、プロデューサーは矢野博康。作家陣には土岐麻子、宮川弾、コトリンゴ、堀込高樹(キリンジ)、奥田健介(NONA REEVES)といったおなじみの顔ぶれに加え、G.RINA、堂島孝平、末光篤、おおはた雄一が名を連ねる。そんな豪華かつ充実の一枚を完成させたばかりの彼女に、まずは近況あたりからゆるりと話を訊いていこうか。

「学校では茶道部に所属していて(笑)、今はお手前を一所懸命習っています。最初の頃はずっと風呂敷たたみばかりさせられていたんですけど(笑)、やっとお茶が立てられるようになったんですよ。茶道部に入ったのは、活動が月曜日だけっていうことと、和菓子が食べられるから(笑)。あとは、日本の美しさみたいなものを学んでみようかなって」

ダンス、水泳といったスポーティーな類の一方で、硬筆(特待生)、習字(10段)という特技も持つ彼女。ゆえに、実際に会って話していると、彼女には——イマドキの女子高生に対して大人たちが抱いているパブリック・イメージには含まれていそうもない——どことなく奥ゆかしい一面を窺えることができる。今回、彼女に「お針子の唄」という曲を提供した堀込高樹(キリンジ)も、彼女に感じた“手芸部っぽいイメージ”を膨らませて曲を作ったそうだし、同じく楽曲を提供をしている土岐麻子も、“悪い意味のイマドキ感”がない彼女には自分の作品以上にちいさい頃の夢や憧れを託しやすい、とも語っている。

それはさておき、ここ最近の南波志帆。筆者は先日、一年ぶりに彼女のステージを拝見させてもらったのだが、劇的とまではいかないものの着実に表現の豊かさが増しているなあという印象を持った次第。3回目のレコーディング・セッションとなった『ごめんね、私。』、その現場においてもきっとなにかしらの変化、成長があったことだろう、とも。

「今年の私のテーマが“自立”なんですよ(笑)。新たなテイストの曲も多かったので、慣れたなあとか、楽勝!ってことはぜんぜんないですね。やっぱり歌うまではすごく悩むし、どうしたらいいのかわからなくなる時もあるんですけど、わからないことがあったらちゃんと矢野さんに訊けるようになりました。以前は知ったかぶっちゃってるところもあったんですけど(笑)、訊くことが恥ずかしいことじゃないってことに気づいたので、どんどん訊くようにしたんです」

ところで彼女、“メジャー・デビュー”ということに関してはどんなふうに考えているんだろうか?

「正直、メジャー・デビューとインディーズ・デビューの違いがよくわかってないんですね(笑)。いままでよりも多くの人に知ってもらえる機会はメジャー・デビューすることによって増えるかなあとは思います。でもその反面、結果を求められると思うんですね。だから、いままで以上に本気で音楽と向き合わなくっちゃなあって、そういう気持ちがすごく芽生えて来てて。十代のうちに武道館でライヴがしたいから、今年は必死にがんばっていきたいと思ってます!(ニッコリ)」

夢の武道館に向けて、日々、音楽に置く比重も大きくなっているようで。

「以前は、ぱっと思いついた時に音楽を聴いたり本を読んでたりしてたんですけど、今は意識的に聴いたり観たり感じたりするようにしていて。本を読んでいてもおもしろい単語を見つけたらメモしたりとか、日記も毎日書くようにして、その時に自分が感じた想いとかをちゃんと残すようにしています」

これまで発表した作品は、『はじめまして、私。』『君に届くかな、私。』と、その時々の彼女の意思表示をタイトルに冠してきたわけだが、今作は『ごめんね、私。』。メジャー・デビューの門出であるにも関わらず、なにゆえ“ごめんね”なの?

「変わっていく自分から過去の自分に対しての“ごめんね”かな?って思うんです。気持ちも変わってるし、まわりの環境も変わってるし……変わらないことも大事だとは思うんです。軸にあるものや信念はこれからも貫き通して行きたいと思っていますし。ただ、自分が成長するなかで、前向きな意味での変化は必要だとおもうんですよね。そういう意味で過去の自分と別れるというか、新たな第一歩を踏み出す意味もこめて“ごめんね”って」

久保田泰平

南波志帆

南波志帆(なんばしほ)

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